マエストロの音楽豆講座No.2
筆:マエストロこんどー



みなさんお久しぶりです。音楽豆講座第2弾は、呼吸法について触れてみたいと思います。
管楽器を吹く上で呼吸法というのはとても大切なものです。また、できるだけ早い時期に身につけて欲しい事でもあります。と言うのは、楽器の演奏に関する技術が、正しい呼吸法を身に付ける前と後では、難易度や力の感覚が違ってくるからです。(安心してください。正しい呼吸法を身に付けると楽になることが多いです。)だから、早く呼吸法を身に付けて、その呼吸で技術を使える様になって欲しいのです。
☆息は吸えれば出る
 みなさん、試しにこれ以上吸えないくらいまで息を吸ってみてください。そして体の力を抜いて(笑うのも効果あり)みてください。かなりの量の息を吸ったはずなのに、一瞬ですべて出てしまいますね。肺は風船と同じで、ふくらんだ分、しぼむ力を持っているので、きちんと吸えれば、吐くのはそんなに難しいことではありません(少し極端かも、、、)。
☆腹式呼吸とは
 今回は、呼吸法の中の腹式呼吸をマスターみようと思います。
 ご存知の通り、腹式呼吸は横隔膜が動いて、肺を縦方向にも活用できる呼吸法です。ここで注意するのは、お腹の膨らみ方です。お腹が膨らむのは、そこに空気が入るからではなく、横隔膜によって押し下げられた内臓が周りにウニュッと出るのです。よく、前にだけお腹が膨らむ人がいますが、腰のあたりには背骨しかないので、それ以外の場所は膨らむはずなのです。前にだけ膨らむ人は、力が入って筋肉が緊張して膨らまないのかもしれませんね。では、腹式呼吸の確認のための練習を紹介しましょう。
 まず、椅子に浅めに座り、上半身を45度程前に傾け(腹から曲げる)お腹の膨らみを確かめるために、わき腹に手をそえます。そうして、10〜15秒くらいかけて、ゆっくりと息を吸います。
どうですか?いつもより横や後方が膨らみませんか?そのままの角度で2,3回繰り返してください。それでお腹の膨らみが確認できたら、少しだけ角度を戻します。
そうして同じようにお腹の膨らみを確認しながら、また2,3回繰り返して息を吸って吐いてしてください。少しづつ角度を戻しながら繰り返して、体が垂直に戻るまで続けてください。
できましたか?できたら今度は試しに、体を後に反らして息を吸ってみてください。うまく膨らみにくいですよね。息をたくさん吸わなければいけない時、体が伸び上がって吸っている人を時々見かけますが、それでは吸えていないという事がこれでわかります。逆に、少し背中を丸めた方が吸いやすくないですか?(上述の練習や、お腹の正しい膨らみ方がよくわからない方は、僕のお腹を触りにきてください。それが一番わかりやすいと思います。)
 それではみなさん、21世紀もメロディー豊かな人生をステキに奏でてください。
 より深く、美しいメロディー(人生)が、やさしく響きますように、、


No.3へ


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送